二世帯住宅の豆知識
「木造と鉄骨造」
木造は地震に弱いの?
鉄骨造は火事に強いの??
このようなご質問をいただくことが多々ありますので、今日は「木造と鉄骨造」について書きます。
結論からお話しすると・・・
「木造と鉄骨造、耐震性能に差はありません!」
「鉄骨造だから火事に強いとはかぎりません!」
え?そうなの?
そもそも「木造が地震に弱い」と思っている原因は、地震の報道で木造の一軒家が倒壊している映像を見ているからではないでしょうか。
でも、映像で見ている倒壊した家は1981年に改正される前の耐震基準で建てられた家だということが多いです。
木造建築は日本で古くから使われている工法です。そのため、何か問題が起こるたびに、進化してきた工法です。
進化の過程を私たちは目にしているんですね。
反対に、鉄骨造は完成した状態で海外から取り入れられた工法です。
この違いが「木造は地震に弱い」という間違った印象を持たせている原因ではないかと思います。
木造の家は今、飛躍的に進化をして、耐震等級の最高等級3を取得できます。木造は木造でも、従来の軸組工法ではなく、2×4工法という新しい工法もできました。制震材や免震装置も進化しています。
木造でも地震に強い家は建てられるのです。
だから、肝心なことは「木造か鉄骨か」ではなく「どの建築会社を選ぶか」なのです。
次に火事について。
火事というと、家の中で発火するパターンと隣家から燃え移ってくるパターンとが考えられます。
中からのパターンだと、壁紙や家具が先に燃えますし、外からのパターンでは外壁や窓の耐火性が重要になってきます。
火事で人がなくなる原因の多くは倒壊ではなく一酸化炭素中毒なのです。
そのため、木造か鉄骨造かではなく、その他の設備が重要ということがわかりますね。
ただ、倒壊に関してみると、木造よりも、重量鉄骨、鉄筋コンクリート造の家の方が強いといえます。
しかし、「軽量鉄骨」については木造よりも倒壊の危険性が高いので注意が必要です。
「軽量鉄骨は700度以上で曲がり始める」
これが大きな注意点です。戸建ての火災では1200度以上になります。
木は火に弱いように見えて、周囲が燃えても中心は炭化するので折れたり曲がったりする可能性が低くなります。皆様も全焼したお家が木の骨組みだけ残っているのをみたことがあるのではないでしょうか。
地震と火事に対する強さについて、木造も鉄骨造も大差ないことがお分かりいただけましたか?
他にも、「間取りの自由度」「空間の広さ」「コスト」など比べるポイントはたくさんありますが、結論はどれも、建築会社次第ということになります。
確かに、鉄骨は一本一本が支えられる重さが大きいため、柱や壁を少なくした、大空間を作ることができるとされています。でも木造でも工法でそれを可能にしているハウスメーカーもあります。
コストの面では、ハウスメーカーによっては木造でも鉄骨造なみのお値段のところもあります。
「木造か鉄骨か」にこだわるのではなく、ぜひ「どんな建築会社か」で選んでいただきたいと思います。
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